準備と片付け

茶道の稽古では点前と同様準備や片付けもきちんと行うことが大切です。

当教室での手順を記載いたしますので会員の皆様は一度目を通しておいてください。



準備

ベストを着用し懐中物を正しく入れる。(一番奥から紙小茶巾入、懐紙、古帛紗、帛紗)

【茶入】紐を結ぶ  https://www.youtube.com/shorts/9Xg2ixJ06Ow

【茶碗】薄茶の方は好きな茶碗を、濃茶の方は楽、萩、高麗系など。楽以外は古帛紗使用

【茶巾】未使用の乾いたものを濡らして、新しい布巾を出して一度布巾で絞りたたみます。

その布巾は布巾掛けにかけて片付けの時に使用

【茶筅】上から2段目の棚の左端盆の上又は茶碗の棚の下にあります。

(くせ直しに立ててある茶筅は前の人が使用したものなのでそれ以外の茶筅を使用してください。)

一度さっと水で清めて仕組みます。その時に正面の結び目をまっすぐにする

【茶杓】点前に応じて節を確認。

【建水、蓋置、柄杓】蓋置は棚の場合は竹以外ものを使用。運びの場合は竹の蓋置、柄杓は持ち出す前に一度濡らして布巾で軽く水滴をとる。

【水指】運びまたは棚により適当なものを選ぶ

【水次】通常は棚に応じて使用する水次に茶巾を載せているのでそれを使用

片付け

【茶碗】すのこ上右手前に小さなざるの中にあるガーゼで中を清め、布巾で拭き茶碗台の元の位置に置く。

格の最も高い茶碗が内側、低くなるにつれ左に置いています

【茶巾】お茶がついていたら軽くゆすいで汚れを落とし左側にある白いケースに入れてください

【茶筅】穂を2,3本ずつ人差し指と親指でしごくようにして流水で汚れを落とし布巾で拭いてくせ直しに立ててください。前の人が使用したくせ直しに立ててある茶筅は茶碗の棚の下または茶筅が置いてある木の盆に載せておいてください。

【棗、薄器】薄茶の缶の中にある抹茶を使用した分だけ茶杓で入れてきれいに整えておく。その際に添えている紙を敷いてこぼさないように気を付ける。薄器の周りが汚れていたら茶杓を清めるティッシュ(上から2段目の棚にあり)で清める。

【茶杓】茶杓を拭く布を入れた箱からティッシュを出してそれで櫂先を清めて元の位置に置く。茶杓を拭いたテイッシュはごみ箱に入れる

【茶入】休め紐にしておく https://www.youtube.com/shorts/lWeD4tqPsjI

【水指】運びの場合は八分目、置きの場合(棚に載せる場合のこと)は九分目まで水を入れておく

【水次】水を足しておく(薬缶の場合は中をのぞいて口の下まで、片口の場合は口の半分まで)

【柄杓、蓋置】定位置に戻す

【建水】最後に行う。汚水を捨てて流水で軽くゆすいで布巾で清める

すべての片付けが終わったら自分が使用した布巾を白いケースに入れる

水屋の様子

稽古内容によって出ている道具は異なりますが、基本的にこの位置に戻すようにしてください。

特に、水指、建水の位置にお気を付けください。

「置いてあったところに戻す」ということが大切です。

前に点前を行った人が異なる場所に片付けるとそのあとの人がずっと間違えた場所に置くことになってしまいます。

基本的なこの場所を皆様がしっかりと頭に入れて、もし前の人が間違えていたら直すように心がけてください。