茶事備忘録
このページは会員様向けに作成しております。
茶事で気づいたことを記載しておりますので、今後の茶事の前にご覧いただき参考にしてください。
2025年4月12日(土)稽古茶事を終えて
(亭主・半東)
・半東が行う待合の煙草盆の火入れは客の到着時刻に合わせて間に合うように作る
火入れを温め始めるのはかなり早い段階からでよい。
この時間は腰掛待合の火入れ炭、下火ともにおこすので火鉢をうまく使い時間に遅れないようにする
炉と風炉で下火の大きさが異なり必要な時間が異なるため、自分の火入れを作るのに必要な時間を逆算しながら行う
・客が通る場所から裏方が見えないようドアを閉めるなどの配慮を忘れない
・亭主はご飯の炊きあがる時間は私の炊飯では30分なので客にそれに合わせて席入り時の問答や炭手前を行う
・湿灰は初炭が終わったら残った灰をケースにしまう。後炭のある場合は新たに灰器に半分盛る
・花は亭主が用意する
(客)
・席入りが11時だとすると10:30~10:45の間に伺う
本来であれば準備が整えば玄関に水がまかれて手がかりが少し開いているのだが、当教室はマンションであるためエントランスで呼び出しボタンを押すのはあまり早すぎないようにする
今後は準備が整っていない場合は101号室の玄関前は水をまかずにいますのので、その場合はとりあえずエントランスを通過し玄関前でお待ちください。
そして水がまかれて手がかりがあいたらお入りください。
・待合から腰掛待合に向かう時は再度軸、煙草盆を拝見する
・待合から腰掛待合、腰掛待合から本席へ移動の場合、前の人が立ってからすぐに続かず頃合いを見計らいゆっくり続く
後入も同様
(前の人が蹲を使う時や本席での軸の拝見時、せかさないよう配慮する)
・懐石の料理は2回目の飯器と湯桶のお湯以外はすべて取り切る
香物は一人分を分かりやすく盛り付けているので一人分を判断して取り分ける
正客は焼物、(預け鉢、進肴)、香物の器の拝見を乞い、詰は器を清めてから正客前に持ち出す
・漆器は蓋も含めてすべて清める。(蓋裏を忘れない)
・亭主相伴は15分前後を予定するので詰は時計を持参し12分頃正客に伝え、清めた器を正客前に持っていく
拝見が終了したら給仕口に器類を戻す
・今回は後炭と薄茶を省略したにもかかわらず皆様足が痛くなったようなので適宜座椅子などを持参したほうが良い